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世界中に知られた小さな町は、どこを写したっておしゃれ写真のできあがり。

真似したくなるたくさんのアイディアは、遠い我が家にまでやって来る。

路地が迷路になった町で海はゴール。

おしゃれな町にさらなる追加オシャレ。

赤屋根の横がおいしかったレストラン、青屋根の横がチケット売り場。色が道しるべ。

ウインドーショッピングする間もなく中に入ってしまう店ばかり。

風が集まる場所で夕暮れの匂いの深呼吸。

店の横で休憩中のおばさん、店先で電話中のおじさん、ここに流れる時間はやわらか。

人一人がやっと通れる裏路地にもにぎわい。

あこがれは心の奥にひっそり根付く。

食事中のテーブルを横目でチェック。レストラン選びはリアル食品サンプル。

海沿いのレストランで一番おいしいのは、ビール!

足が止まるのは決まって教会。

真っ白にする教会、たぶん空へのリスペクト。

どこを歩いているかわからない、だけどいつだってスマホのマップは出せる、という冒険感。

たくさん並ぶレストランから選んだ店が、日本好きオーナーで、おいしいデザートをおごってくれたらラッキー。

白黒写真っぽく見える質素な路地もあれば、重低音鳴り響く派手な路地もある。

レストランの入り口の横には、リアル招き猫。

船に乗って30分。住人ゼロの世界遺産の遺跡だけが残るデロス島。

4千年前のデザインにもおしゃれ。

適当っぽくても実はしっかり者、みたいな壁。

乾燥して唇ヒリヒリ、強烈な日差しで肌ヒリヒリ、日本の冬と夏が同時にやってくる。

風雨にさらされると、猛獣たちにもかわいらしさ。

思いがけない景色を見つける遠回り。

静かな島で聞こえてくるのは、ふわっと返す波の音。

初めて真下から見上げた巨大豪華客船が少し上から目線。

"ハリーアップ!ハリーアップ!"。せかされながら乗船も、定刻を取り戻すためならオッケー。

甲板の髪のぼっさぼっさ度合いが高速船の速さ。
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