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ぼーっとただ座っているだけで幸せになれる島。

エーゲ海の乾いた太陽は、心まで明るく照らす。

重厚か親しみやすさか、教会に現れる国民性。

絶壁にたくさん並ぶ民泊の家。絶景を1泊だけ独り占め。

世界一のオーバーツーリズムな島で、店はどこまで行っても土産屋さんとレストラン。

1つでも多くの景色を見たいという欲望に歩かされる。

観光客だらけの町で、日常を知れる早起き。

スクランブルエッグとブラックコーヒー、それだけで朝のレストランはリッチ。

どの路地を歩いても現れる見どころ。

見慣れた夕日にドラマをのせる。

世界一美しいと言われる夕日が低くなる時間、あちこちで場所取りスタート。

サントリーニ産、夕日にも産地ってあるっぽい。

断崖絶壁の階段を下りてカロリー消費してからの美食シーフードレストラン街。

岸壁を打つ波の音、潮の匂いを運ぶ風、黄昏の空に現れる一番星。残す五感は味覚だけ。

雰囲気がいいと何でもおいしくなる魔法。

食後の断崖登り。ワインの酔いのおかげで息の乱れだって気持ちよし。

街の明かりは大地の形。

さっきまで人があふれていた道に残るのは静かな高揚。

ここの時間の流れは船のスピードがぴったり。

島のもう1つのメインの街。共通するのは崖の絶景と観光客の多さ。

まだ旅をあまり知らなかった頃に憧れた船の旅。今はたくさんの選択肢に埋もれてる。

どんなに細い道に逃げ込んでもピッタリ観光客。

ただのランチだって、絶景がセットになれば味も盛り付けも思い出す。

町の全貌は町のはずれから。

ここの人たちとここの猫たちは人懐っこさを競っている。

"雪みたいなのは何だろう"からのひらめきに心地よさ。

人々の生活と火山がすぐにわかる島。
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